オウンドメディアとは?ブログとの違いと構築・活用方法を徹底解説

オウンドメディアという言葉が広く知られるようになってきました。

しかし、まだまだ言葉の使われ方が混乱しているためにブログとの違いがわからない。オウンドメディアを持つことでどのようなメリットが得られるのかよくわからない。

そのような方も少なくないようです。

本記事では、

・オウンドメディアとブログの違いと共通点
・個人やスモールビジネスオーナーがオウンドメディアを持つことのメリット
・オウンドメディアの基本的なつくり方

これらのことを、難しい専門用語を極力使わないようにしてわかりやすく解説しています。基礎知識をすでにお持ちの方には回りくどくい言い回しもあるかと思いますがご容赦ください。

このページの目次

オウンドメディアとは?ブログとの違いはその役割にある

オウンドメディアとブログはどう違うのでしょうか。家族にたとえて説明してみます。

ここに一人の男性がいたとします。その男性が結婚をして家庭に入ることで、その男性は夫になります。

さて、ここで言う「男性」と「夫」は別モノでしょうか。一緒ですね。男性はその役割に応じて「夫」という呼び名がついただけです。

オウンドメディアとブログの関係もこれに近いものがあるのです。

極論すれば、オウンドメディアもブログも同じものです。

ブログが「トリプルメディア」という名の「家庭」に入りある役割を持つことで、はじめてブログはオウンドメディアと呼ばれるようになるのです。

では一体「トリプルメディア」とは何でしょうか。

そして、その「トリプルメディア」という名の「家庭」に入ることでブログはどんな役割を持つことになるのでしょうか。

ブログをオウンドメディアに変えてしまう「トリプルメディア」とは

インターネットの草創期、Web上にはホームページやブログ、メールなどのメディアしか存在しませんでした。

しかし、インターネットの発展とともに、Web上にはそれまで存在しなかったSNSなど様々な種類のメディアが登場するようになりました。

それらWeb上に増え続ける様々なメディアを、それぞれの機能や目的に応じて三つのジャンルに分類したのが「トリプルメディア」と呼ばれる概念です。

「トリプルメディア」は以下の三種類のジャンルから成り立っています。

インターネット上の広告全般を指します。インターネット上の広告の代表例には、PPC広告、バナー広告、メールで配信される広告などがあります。

昔から存在するテレビやラジオ、雑誌などに掲載される広告の延長線上にあるものです。

アーンドメディア(earned media)

フェイスブックやツイッターなどのSNSを指します。アーンド(earned)とは「信頼や評判を獲得する」という意味。

ひとつのメディアの中に情報を発信する者と情報を受け取る者が混在することで、評判を獲得しやすく口コミ効果を狙いやすい特徴があることからこの名が付けられました。

オウンドメディア(owned media)

上の二種類のメディアは自分で所有することが出来ません。広告は費用を払わなければ使うことが出来ず、無料で使えるSNSも無料というだけで厳しい規約の縛りがあります。

そして費用や規約という制約があるため、上の二種類のメディア上には自分が発信したい情報を常に発信し続けることが出来ません。

それらの弱点を補ってくれるのが、自分で所有(オウンド)するメディア、すなわちオウンドメディアです。

ブログは、ペイドメディアとアーンドメディアが抱えているそれぞれの弱点を補う役割を持った時、はじめてオウンドメディアという名で呼ばれるようになるのです。

オウンドメディアという言葉の由来はここにあるのですが、実際には自社(自分)が独自に所有しているインターネットメディアという意味で広く認識されています。

【参考】トリプルメディアという概念とオウンドメディアという言葉をはじめて提唱したのは米国のWebマーケター、ティム・リベリヒト(Tim Leberecht)氏です。

2009年5月、氏がCNETというブログに「Multimedia 2.0: From paid media to earned media to owned media and back」というタイトルの記事を投稿。

この投稿がきっかけとなり「ペイドメディア」「オウンドメディア」「アーンドメディア」という言葉が定着したと言われています。

オウンドメディアが注目される3つの理由

では、今なぜ、オウンドメディアという言葉が注目されるようになったのでしょうか。その理由を3つのポイントに絞って説明してみます。

【理由1】インターネット広告費の高騰

オウンドメディアが注目される最大の理由はインターネット広告の費用高騰です。

インターネット上での集客において最も重要な活動は、見込み客のメールアドレスを取得することです。

そして見込み客一人のメールアドレスを取得するのに費やした金額で、インターネット広告の効果が測定されるのが一般的です。

数年前までインターネットで見込み客一人のメールアドレスを取得するのにかかる費用は平均して100円ほどでした。

しかし2016年現在、その費用は2,000円とも3,000円とも言われています。

かつては月に1万円も出せば100人分のメールアドレスを取得出来ました。しかし今は同じ100人分のメールアドレスを手に入れるのに20万円も30万円もかかってしまうのです。

ところがオウンドメディアを持っていれば、毎月1,000円程度のオウンドメディアの維持費用だけで100人分のメールアドレスを手に入れることも不可能ではありません。

【理由2】検索エンジンの精度の向上

2007年頃のことです。

その頃はまだオウンドメディアという言葉こそありませんでしたが、当時の私はブログが集客に活用出来ると知って、集客用ブログにチャレンジしたことがあります。

しかし、覚えておいででしょうか。当時の検索エンジンは精度が低く、どれほど質の高い記事を書いたところでなかなか検索結果に表示させることが出来ませんでした。

詳しい説明はここでは省きますが、当時は技術的なトリックを使うだけで質の低い記事でも検索結果の上位に表示させることが可能でもありました。

良心的な事業者の多くは、そんな胡散臭さがただようインターネットの世界を嫌いWeb上での営業活動を避けていました。

しかし、ついにその問題は完全ではないにせよ解決されました。

一定の質が担保された記事を投稿すれば検索結果に表示されやすくなったため、見込み客を以前よりも集めやすくなったのです。

これがオウンドメディアが注目されるようになった第二の理由です。

【理由3】スマホの普及によるコンテンツ・マーケティングの流行

あなたは少し値のはる買い物をする時などに、買い物をする売り場でこれから買おうと商品のスペックや評判をスマホで調べたことはありませんか?

スマホの爆発的な普及によって、現在では消費者が手軽に商品の情報を手軽に手に入れることが出来るようになりました。

そのため商品を消費者に提供する側は、商品のスペックや仕様の情報はもちろんのこととして、商品に関連する情報の一切を準備しておく必要にせまられています。

そんな消費者の購買行動の変化が、コンテンツ・マーケティングの流行の背中を押していると言われています。

そしてこの消費者の購買行動の変化の要請に応じるのに最適なのがオウンドメディアです。オウンドメディアが注目される第三の理由はここにあります。

オウンドメディアのメリットとデメリット

以上、オウンドメディアが注目される三つの理由についてまとめてみました。

オウンドメディアが時代の要請であることを知ったあなたは、今すぐにでもオウンドメディアを構築したくなったかも知れません。

しかし、急がば廻れという格言にしたがい、オウンドメディアの構築に急ぐその前に、オウンドメディアが持っているメリットとデメリットについての理解を深めて下さい。

オウンドメディアを構築することで得られる代表的な3つのメリット

あなたは自分のビジネスの価値を世に問うオウンドメディアを持つことで様々なメリットを得ることが出来ますが、以下にそれらのうち代表的な3つのメリットをご紹介します。

【メリット1】広告費を大幅に削減!月間150万円削減の成功例も

オウンドメディアを構築することで得ることが出来る最大のメリットは、広告宣伝コストの大幅な削減、またはコストゼロ化です。

筆者の知り合いの一人は独自で開発した英語教材を販売し、そのためのオウンドメディアを運営しているのですが、そのオウンドメディアだけで一ヶ月に獲得出来る見込み客の人数はなんと約500名にものぼります。

ところでインターネット上での見込み客獲得コストは見込み客一人当たりにつき2,000円から3,000円と言われています。

もし彼が、広告を使って500名の見込み客を獲得していたら毎月の広告宣伝コストは100万円から150万円にのぼることになります。

中堅以上の規模の企業なら十分にまかなえる金額かも知れません。しかし、彼は限りなく個人事業主に近い一人社長です。

月間150万円もの広告宣伝コストを使う財務力はありません。

オウンドメディアは個人事業主やスモールビジネスのオーナーにとっては文字通り救世主のような存在なのです。

【メリット2】見込み客の自分のファン化とブランディングに貢献

企業が自社の商品やサービスを一方的に消費者にアピールするばかりの従来のマス広告と異なり、見込み客の課題解決につながる情報を提供することが出来るオウンドメディアは、見込み客からの信頼を獲得しやすい媒体と言えます。

またオウンドメディアは、あなたの価値観や世界観をも見込み客に伝えることが可能です。

あなたの価値観や世界観をオウンドメディアを通してブレることなく伝え続けることで、オウンドメディアはあなたはのブランディングに貢献してくれるはずです。

見込み客を自分のファンにしたい個人事業主やスモールビジネスのオーナーにとっても、自在に情報発信出来るオウンドメディアを持つメリットは決して小さくありません。

【メリット3】情報拡散と口コミ効果

見込み客の悩みや課題を解決する有益な記事がオウンドメディアに掲載されていれば、その記事はフェイスブックやツイッターなどのSNSで拡散される場合があります。

SNSでの拡散とはひらたく言えばネット上で発生する口コミのことです。

もちろん口コミですから自分ですべてをコントロール出来るわけではありません。しかし、口コミが広がりやすい記事の書き方を習得することで、あなたの記事とあなた自身を口コミで広く知らしめることも不可能ではありません。

オウンドメディアが持つ2つのデメリット

以上、オウンドメディアを構築することで得られる代表的な3つのメリットを記しました。しかし、オウンドメディアにはもちろん負の側面、すなわちデメリットも存在します。

オウンドメディアがどのようなデメリットを持つのかもしっかりと理解しておいて下さい。オウンドメディアの持つデメリットへの確かな理解がメディア構築失敗を回避してくれるからです。

【デメリット1】効果(メリット)を得られるまでに時間がかかる

オウンドメディアは構築したその日からただちに上に記したような効果(メリット)が得られるわけではありません。

効果(メリット)を実感出来るまでは、最短でも三ヶ月の時間が必要です。

オウンドメディア構築に失敗する人の少なくない数の人々は、この点の理解がしっかりしていなかったばかりに、効果(メリット)が得られる前に挫折してしまうのです。

【デメリット2】専門知識が必要

オウンドメディアは読まれなければ構築する意味がないことは言うまでもありません。

そして出来るだけ沢山の人に読んでもらうには、あなたのオウンドメディアの記事がグーグルやヤフーなどの検索結果の上位に表示される必要があります。

オウンドメディアの記事を書く時にIT系の技術や専門知識は不要です。しかし、自分の記事を検索結果の上位に表示させるための文章の書き方の知識やテクニックが必要となってくるのです。

闇雲に記事を書いたところでそう簡単には検索結果の上位には表示されない。すなわちそう簡単には多くの人々に読んではもらえないのです。

この点はほとんどのオウンドメディア・オーナーが悩むポイントであり、最大の問題点にして最大のデメリットと言えます。

オウンドメディア構築までの5つのステップ

【ステップ1】オウンドメディアのタイプを決定する

一口にオウンドメディアと言っても様々なタイプのものが存在します。

しかしいたずらに混乱を生じさせぬよう、本記事では大雑把にオウンドメディアを3つのタイプに分類し、それぞれの長所と短所について解説します。

【タイプ1】ノウハウ、知識、悩みなどの問題解決系の長所と短所

まずは一つ目。オウンドメディアの王道とも言えるのがの【ノウハウ、知識、悩みなどの問題解決系】です。

何故、王道なのか。

オウンドメディアのアクセスが一番多く集まるのは言うまでもなくグーグルやヤフーなどの検索エンジンと呼ばれる検索サイトからです。

そしてそれら検索サイトを使っている人のほぼすべては、ノウハウや知識を知りたい人。悩みの解決法を知りたい人と言っても過言ではありません。

よって【ノウハウ、知識、悩みなどの問題解決系】は検索サイトと相性が抜群なのです。

検索サイトとの相性の良さは長所でもありますが同時に短所でもあります。それは、その長所を活かそうと考えているライバルの数が極めて多いからです。

ジャンルによっては、競争が非常に激しいためにライバルサイトとの競争に負けてしまい、結果としてアクセスが集まりにくい場合があるので注意が必要です。

【タイプ2】情報まとめ、キュレーション系の長所と短所

ある一つの共通したテーマを持ったサイトなりブログ記事を数多く集め、それらサイトやブログ記事のリンク集として編集するのが二つ目のタイプとなる【情報まとめ、キュレーション系】です。

二つ目のタイプ【情報まとめ、キュレーション系】は、コツさえつかめば初心者の方にも書きやすく、経験の浅いライターさんに記事執筆を依頼する際にも注文を出しやすいところが長所です。

しかしここでも長所は短所にもなります。

誰でも書きやすいことからおのずとライバルが多くなってしまうのです。また個性や独自性を打ち出しにくく、ライバルに埋もれてしまうリスクもはらんでいます。

【タイプ3】ニュース、トレンド系の長所と短所

あなたのビジネスのジャンル内での最新のニュースやトレンドを次々と紹介してゆくのが三つ目のタイプ【ニュース、トレンド系】です。

【ニュース、トレンド系】は上の二つにはない大きな長所を二つも持っています。

一つ目の長所は、ニュースやトレンドは絶えず新たに生み出されるため、記事を書くネタに困りません。

またニュースやトレンドは、そのネタが新しいほどそのことを記事として取り上げているサイトが少ないため、ライバルが少ないことが二つ目の長所です。

しかし、新しいニュースやトレンドはそのネタの知名度が低い場合が少なくありません。知名度が低ければ記事を書いてもアクセスは集まりにくく、これが【ニュース、トレンド系】が抱えている短所です。

オウンドメディアのタイプまとめ

以上、オウンドメディアの3つのタイプを紹介しましたが、いずれのタイプにも一長一短があり、どのタイプを選ぶべきか一概に言い切ることは出来ません。

オススメとしては、【ノウハウ、知識、悩みなどの問題解決系】を軸として編集し、【情報まとめ、キュレーション系】や【ニュース、トレンド系】も一部に取り入れてみる。

そのようなバランスで構築すると彩り豊かなコンテンツを持ったオウンドメディアを構築できるかと思います。

【ステップ2】独自ドメインを決定する

独自ドメインとはこのブログで言うならば【http://y-hatano.com/】に当たる箇所。ひらたく言えばブログの住所です。

この独自ドメインを決めるにあたり是非とも注意して頂きたい点が一点あります。

それは一度決めた独自ドメインは、よほどのことがない限りは途中で変えるべきでないということです。変えるべきでないと言うよりも、変えてはいけないと言い切っても差し支えないかも知れません。

例えば、あなたはブログを開始して三ヶ月目としましょう。その頃は、やっとアクセスも集まり始めてきているはずです。

ところが、三ヶ月前に取得した独自ドメインが今となっては気に入らない。

そこでドメインを変更してしまうとどうなるか。結論から言うとそれまで集まっていたアクセスはその瞬間からほぼなくなります。

何故なら、グーグルやヤフーなどの検索サイトは、取得したばかりの新しい独自ドメイン上で運営されているサイトやブログを検索結果の上位に表示させてくれないからです。

新規で取得した独自ドメインでサイトやブログの運営を開始した場合、最短でも3ヶ月はあなたの記事は検索結果の上位には表示されません。

検索結果の上位に表示されなければおのずとあなたのブログにアクセスは集まりません。

これが独自ドメインを途中で変更してしまうと、その瞬間からせっかく集めたアクセスを失ってしまう理由です。

こんな事態におちいらぬよう、独自ドメインは慎重に決定して下さい。

尚、独自ドメインの取得方法は、その説明だけでも独立した記事が必要なほどなので、ここではその解説は割愛いたします。

参考までに、独自ドメインの取得費用は年間で1,000円前後と決して高いものではありません。(ただし法人専用の独自ドメインはそれよりやや高くなります)

ところで、私はアメブロなどの無料ブログはオウンドメディアではなく、フェイスブックやツイッターと同じSNS、すなわちアーンドメディアであるという認識です。

よって、無料ブログの解説はこの記事では省きますのでご了承ください。

【ステップ3】オウンドメディア名(ブログ名、サイト名)を決定する

独自ドメインが決定したら、次のステップではオウンドメディア名(ブログ名、サイト名)を決めしょう。

独自ドメインとオウンドメディア名を同じものにしたいなら、ステップ2とステップ3のプロセスを同時に行っても構いません。

そして、是非ともオススメしたいオウンドメディア名の付け方は、5文字以内で簡潔にしてメディアのおおよその内容がすぐに想像がつくもの。

覚えやすくてわかりやすい。そんな名前にすることでリピーターがつきやすくなります。

例えばこの【ブログ屋】の場合は4文字。「ブログ」という言葉に「屋」を付けることで、ブログに関する商売をしていることを表現しています。

尚、独自ドメインが途中で変えられないのに対して、オウンドメディア名は二度や三度くらいなら変えてしまっても特段の悪影響はありません。

【ステップ4】記事の執筆計画(キーワードの選定)

独自ドメインも決まり、オウンドメディア名(ブログ名、サイト名)も決まったらすぐにでもブログ記事を書き始めたい方もおられるかも知れません。

しかし、その前に記事の執筆計画を立てましょう。

記事の執筆計画とは、どのような記事をこれから書いてゆくのか。記事のテーマをあらかじめ決めておく作業を意味します。

俗に言う「キーワード選定」をする作業です。

ここで言うキーワードとは、ヤフーやグーグルなどの検索サイトで調べごとをしている人たちが用いる検索キーワードのことです。

では、検索キーワードの本質とは一体何なのでしょうか?

検索キーワードの本質とは質問であり注文です。インターネットの向こう側にいる誰かが、こんなことを教えてほしいとあなたに質問しているのです。自分の知りたいことを記事にまとめてほしいとあなたに注文して来ているのです。

「キーワード選定」とはあなたが答えられる質問の選定、注文の選定に他なりません。

そしてその質問や注文に対して、記事で回答する作業が記事の執筆です。

質問や注文を見つけ出し、見つけ出した質問や注文に誰よりもわかりやすく誰よりも詳しい記事を書く。

それがオウンドメディアのアクセスを増やすのに一番大切なことなのです。

【ステップ5】サーバーの契約とワードプレスの設置

あなたが今ご覧になっているこの【ブログ屋】というオウンドメディアは、私・波多野がつくったものです。

では、この【ブログ屋】は私のパソコンの中にある、あなたは私のパソコンにアクセスすることで【ブログ屋】をご覧になっているのだと思いますか?

十年くらい前ならこんな勘違いをする人も少なくありませんでした。

【ステップ5-1】サーバーの契約

この【ブログ屋】は私のパソコンの中に入っているのではありません。

サーバーと呼ばれる別のコンピューターに【ブログ屋】は収納され、あなたはそのサーバーにアクセスすることでこの【ブログ屋】をご覧になっているのです。

そしてこのサーバーと呼ばれるコンピューターは、私の所有物ではありません。私は他社が所有しているサーバーの一角を間借りをしています。

あなたがオウンドメディアを構築する時、あなたも他社所有のサーバーと呼ばれるコンピューターの一角を間借りする必要が生じてきます。

この間借りが「サーバーの契約」です。

契約方法の詳細は当記事では省きますが、契約料は月額で500円から1,000円程度です。

月額のランニングコストに加えて初期費用がチャージされる場合もありますが、最大でも年間20,000円みておけば十分かと思います。

【ステップ5-2】ワードプレスの設置

何らかの事務仕事でパソコンを使っている方ならご存知と思いますが、文書をつくるにはワードというソフト。表やグラフをつくるにはエクセルというソフトが必要です。

ワードやエクセルというソフトがあなたのパソコンに入っていなければ、あなたは文書をつくることも表やグラフをつくることも出来ません。

それと同じように、オウンドメディアを構築するにもある「ソフト」が必要です。

それがワードプレスと呼ばれるものですが、このワードプレスはワードやエクセルと大きく異なる点が二つあります。

一つは無料で手に入れられるということ。

そしてもう一つの大きな相違点。それはワードプレスはあなたのパソコンの中ではなく、間借りしたサーバーと呼ばれるコンピューターに入れる点です。

詳しい説明はここでは省きますが、間借りしたコンピューターにワードプレスを入れる作業はそれほど難しいものではありませんので安心してくださいね。

オウンドメディアを構築した直後の4つの注意点

ここまででオウンドメディア構築に必要最小限のことはすべて揃いました。あとは、読者の方々に満足してもらえるような記事を書き、それを投稿し続けるだけです。

しかし、オウンドメディア運営中には様々な迷いが生じるもの。多くの人が迷うポイントを以下にまとめてみました。

【注意点1】記事の投稿頻度(更新頻度)と記事数

オウンドメディアへの記事の投稿頻度や、投稿した記事の数の最適値については様々な説が入り乱れているので、はじめのうちはこの点で迷う方も少なくありません。

記事は一日も欠かさず毎日投稿すべき。記事数は最低でも100必要だ。

しかし、記事を毎日書くことが自己目的化し、品質の低い記事ばかり投稿し続けたところで読者には何のメリットもありません。

また、読者にとって必要なのは品質が伴わない100本の記事ではなく、読者を問題解決に導いてくれる品質の確かな記事なのです。

読者を最大限満足させることが出来る品質さえ担保されていれば、記事の投稿頻度や記事数など枝葉末節の問題です。

事実、一年以上もの間に投稿した記事はわずか2記事。にも関わらず毎月、着実にお客さんを集め続けているオウンドメディアの存在を私は知っています。

【注意点2】アクセスが集まりはじめる時期

オウンドメディア運営の初期段階で挫折する人の多くは、アクセスがあまりにも集まらないことに落胆し途中で記事の更新をやめてしまうことが少なくありません。

率直に言います。オウンドメディアをはじめたばかりはアクセスはそれほど集まりません。最低でも三ヶ月、長ければ半年は思うほどにはアクセスは集まりません。

その間はひたすら良質の記事を積み上げることに集中してください。

ただし、記事をコンスタントに投稿し続けているにも関わらず、オウンドメディア運営開始から半年経っても一年経ってもアクセス数に伸びが見られない場合、キーワード選定か記事の質に問題を抱えていることが考えられます。

なお、フェイスブックやツイッターなどのSNSを上手に活用すればオウンドメディア運営開始から間もない時期であっても、アクセス数を伸ばすことは可能です。

しかしそれらアクセスはほとんどが一過性のもので、フェイスブックやツイッターなどのSNSから安定したアクセスを集めるのは困難であることを承知していおいてください。

【注意点3】検索キーワードの本質を理解する

もしあなたがラーメン屋で味噌ラーメンを注文したとしましょう。数分後に味噌ラーメンが出来上がりあなたのテーブルに置かれます。

しかし、その味噌ラーメンは味噌汁にラーメンを入れただけのものでした。

もし、こんなことが起こったらあなたはどうしますか?どんな気持ちになりますか?恐らく不愉快な気持ちになって店主にクレームをつけるかと思います。

実はオウンドメディアを運営している人々の中で少なくない数の人が、上に記したラーメン屋と同じような過ちを冒しています。

味噌汁にラーメンを入れただけのシロモノは、よくよく考えてみれば確かに味噌ラーメンに違いありません。商品名に含まれている要素は完全に満たしているのですから。

これと同じ発想で検索キーワードの字面に含まれる要素を満たしているだけの、内容の伴わない記事を投稿し続けているオウンドメディアが少なくありません。

検索キーワードを意識した記事づくりは非常に大切なことなのですが、検索キーワードの字面にとらわれるあまり、味噌汁にラーメンを入れただけの味噌ラーメンのような記事になってしまっているのです。

では、オウンドメディアに求めらる記事とはどのような記事でしょうか。

それは検索キーワードの本質を正しく理解することで自ずとわかってくるものです。検索キーワードの本質とは質問であり注文です。

インターネットの向こう側で検索している誰かは、自分の知りたいこと、解決したい課題の答えを教えて欲しいと質問するために検索キーワードを検索サイトに打ち込んでいるのです。

悩みを解消してくれる記事を書いて欲しいとあなたに注文するために、検索キーワードをグーグルの検索窓に打ち込んでいるのです。

そんな検索ユーザーたちの気持ちを深く洞察して書かれた記事が、オウンドメディアに求めらる記事です。適当な量の検索キーワードさえ含まれていれば良いというものではありません。

【注意点4】オウンドメディアが目指すべき業績評価指標

毎月100億円の需要がある産業A。毎月1億円の需要がある産業B。AとB、二つの産業があるとしましょう。

産業Aのジャンルに入っている企業であれば、産業Aのシェアの10%を取れば10億円の売上を上げることが出来ます。

一方、産業Bの企業はシェア100%を取っても売上は1億円が上限。どれほど努力をしたところで産業Bのジャンルの中で10億円を目指すことは困難です。

オウンドメディアに集まるページビュー(PV、アクセス数)についても、産業Aと産業Bのたとえ話と同じことが言えます。

毎月100億PVの需要があるジャンルのオウンドメディアであればページビュー(PV、アクセス数)を10億、20億と伸ばすことも可能です。

一方、毎月1億PVの需要しかないジャンルでオウンドメディアを作った場合、どれほど頑張っても上限は1億。10億、20億は見果てぬ夢です。

しかし隣の芝生は青く見えてしまうのが人間の性というもの。

毎月1億PVの需要しかないジャンルでありながら、10億、20億を目指してしまうオウンドメディア運営者が少なくありません。

その結果何をするか。

そのオウンドメディアのジャンルやテーマとは全く無関係なジャンルに属する、ページビュー(PV、アクセス数)を集めやすい記事ばかり投稿し、そのオウンドメディアのコンセプトを歪めてしまうのです。

ところで、本記事ではあえてオウンドメディアという言葉を用いていますが、オウンドメディアとはひらたく言えば商用のブログです。

商用である以上、オウンドメディアを運営する目的はビジネス。顧客獲得数の最大化、収益の最大化が目的のはずです。

そして収益の最大化に寄与する指標は、そのオウンドメディアが属するジャンルやオウンドメディアの運営方針によって異なります。

収益の最大化がオウンドメディアを運営する目的であること。オウンドメディアはその目的を達成するための手段であることをしっかりと認識し、その目的達成に一番寄与する指標を見出すようにしてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

オウンドメディアの構築は誰にでも出来る簡単なものだと安易に言うつもりはありません。未経験の方ならば新たに身につけなければならない知識や技術も皆無ではありません。

しかしそのハードルはあなたが思うほど高くはありません。

そしてそのハードルを超えた時、自らが営業に動かなくても、あなたが休暇を取っている時にすら働き続けて見込み客を集めてくれるツールをあなたは手に入れることが出来るのです。

この記事が、あなたが小さな一歩を踏み出すための小さな一助になれば幸いです。

mailmagazine