東京都の多摩地域南部に位置し、人口約43万人を抱える東京都町田市には50社以上の神社が鎮座しています。

その中でも歴史の古い代表的な神社16社と、それぞれの神社のご由緒(歴史)、鎮座地、主な例祭日、御祭神と御神徳(ご利益)をこのページではご紹介しています。(掲載順は、郵便番号の若い順です)

東京都町田市の代表的な神社16社

鶴間熊野神社(町田市鶴間580)

鶴間熊野神社(町田市鶴間580)
鶴間熊野神社の創建年代は不詳です。本殿内陣に熊野夫須美神の御神像を奉安していることから、数百年前、和歌山県の熊野本宮大社・那智大社・速玉大社の熊野三山を勧請したものと言われています。鶴間熊野神社の本殿造立は1726年(享保11年)との記録があります。以降再建が繰り返されており、大飢饉や天変災害の歴史が伺えます。現在の社殿は昭和46年(1971年)の再建となっています。内宮の中には木彫りで座像のご神像が安置してあり、境内はかなり広く社殿は立派です。朱色に塗られた拝殿は鮮やかで、神社本庁より非常に格式の高いものと認定されています。本社の例祭日は毎年9月19日となっています。

鶴間熊野神社(つるまくまのじんじゃ)
〒194-0004
町田市鶴間580
東急田園都市線南町田駅下車、徒歩約10分
例祭(9月19日)

【祭神】
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
伊邪那美命(いざなみのみこと)

高ヶ坂熊野神社(町田市高ヶ坂2-38-1)

高ヶ坂熊野神社(町田市高ヶ坂2-38-1)
高ヶ坂熊野神社は大正12年(1923)の関東大震災で社殿が倒壊し、由緒等散逸したため創建年代等は不詳となっていますが、熊野那智大社の地形に似ていることから、この場所に奉斎されたと伝えられています。天保14年(1843)の明細書に御供米として毎年地頭より6斗の奉納とあり、また除地分として600坪がありました。関東大震災による倒壊した社殿は大正15年に再建。現社殿は昭和51年(1976)の造営です。大晦日から元旦の初詣はたくさんの人出で賑わい、正月2日には獅子舞が町内を練り歩きます。9月15日に行われる秋の例大祭などの年間の行事も多く、氏子をはじめ地元で熱く信仰している方たちに支えられてきています。

高ヶ坂熊野神社(こうがさかくまのじんじゃ)
〒194-0014
町田市高ヶ坂2-38-1
JR町田駅下車、徒歩約20分
例祭(9月15日)

【祭神】
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
伊邪那美命(いざなみのみこと)

町田天満宮(町田市原町田1-21-5)

町田天満宮
町田天満宮の創建は天正年間(1573-1593)とされ、元和元年(1615)に社殿を造営したと言われています。町田は度重なる大火により古い記録が焼失し明確な記録が残らず、この神社の成立についても歴史資料による推測に留まっています。町田天満宮は、菅原神社・南大谷天神社とともに町田三天神の一つとなっています。明治5年(1872年)大火により社殿を焼失。明治27年(1894)に再建され、昭和42年(1967)には新社殿が造られました。茅の輪(ちのわ)神事は、茅の輪をくぐることで禊をし、罪や穢れを祓い清め、災厄を予防する儀式です。「晦日大祓(みそかおおはらえ)」は12月31日に、「夏越の祓(なごしのはらえ)」は6月30日に行われています。

町田天満宮(まちだてんまんぐう)
〒194-0013
町田市原町田1-21-5
JR横浜線町田駅下車、徒歩約10分

【祭神】
菅原道真公(すがわらみちざね)
宇迦乃御魂命(うかのみたまのみこと)
大山咋命(おおやまくいのみこと)

母智丘神社(町田市原町田5-12-11)

母智丘神社(町田市原町田5-12-11)
母智丘神社は、宮崎県都城市に鎮座する母智丘神社の御徳を感得した黒木昇ご夫妻が大正8年、御分霊を勧請したのが始まりです。自宅に奉斎後、家屋鳴動したため現社地に鎮斎。近在の尊崇を得、母智丘神社と称しました。母智丘神社は芹が谷公園に隣接して鎮座しています。お社は大樹に囲まれた静寂なただずまいの地にあり、静かにご参拝が出来ます。氏子を持たない住宅地の小さな神社ですが、本殿はなかなか立派で風格があります。母智丘神社の大祓いは年2回行われます。6月30日を夏越(なごし)の大祓い、12月30日を年越しの大祓いと呼びます。罪や穢れを祓い除いて心身を清め、気持ち新たに日々を過ごせることを祈願する節目の神事です。

母智丘神社(もちおじんじゃ)
〒194-0013
町田市原町田5-12-11
小田急線町田駅下車、徒歩約15分
例祭(4月23日)

【祭神】
豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)
大歳大神(おおとしのかみ)

森野住吉神社(町田市森野5-10-2)

森野住吉神社(町田市森野5-10-2)
森野住吉神社が創建されたのは、1640年(寛永17年)。武州(現在の東京都)多磨郡本森村を支配していた領主・三代目須藤太郎左衛門盛忠が中心となり、この地の鎮守として摂津国(現在の大阪府)住吉郡の住吉大社を勧請したのが始まりです。現在の社殿は、1969年(昭和44年)に造営されました。旧社殿は1850年(嘉永3年)に神像の像立とともに内宮外殿が建替えられました。1866年(慶応2年)には石造鳥居が建立され、1871年(明治4年)に妙延寺境内から現在地へ御遷座されました。例祭日は毎年9月23日。当神社は水に関係する神を祀っていることもあり、1935年(昭和10年)頃まで豊作祈願と疫病の流行を鎮め無病息災を祈願する神事、鎮花祭(花しずめまつり)が執り行われていました。

森野住吉神社(もりのすみよしじんじゃ)
〒194-0022
町田市森野5-10-2
小田急線町田駅下車、徒歩約20分
例祭(9月23日)

【祭神】
住吉三神(すみよしさんしん)
表筒男命(うわつつのおのみこと)
中筒男命(なかつつのおのみこと)
底筒男命(そこつつのおのみこと)

南大谷天神社(町田市南大谷451)

南大谷天神社(町田市南大谷451)
南大谷天神社は、正保2年(1745)に村長の五十嵐次郎左衛門が創建。島山屋法春に像をつくらせ天満宮を鎮守としました。文化7年(1810)に社殿を再建、現社殿は昭和39年(1964年)に新造されました。南大谷天神社は、菅原神社・南大谷天神社とともに町田三天神の一つとなっています。本殿は、本格的な一間社流造(いっけんしゃながれづくり)で、全体から細部に至るまで地方的な作風を示さず、中央の系統につながるものと考えられます。例祭は毎年9月25日。1月にはどんど焼きが行われます。境内には、別当寺であった南松寺の遺構の一つである観音堂が残されています。虚無僧寺の遺物の現存は全国的に珍しく、本殿とともに貴重な歴史遺産となっています。

南大谷天神社(みなみおおやてんじんじゃ)
〒194-0031
町田市南大谷451
玉ちゃんバス・玉川学園一丁目バス停下車、徒歩約10分
例祭(9月25日)

【祭神】
菅原道真公(すがわらみちざね)
宇迦乃御魂命(うかのみたまのみこと)
大山咋命(おおやまくいのみこと)

菅原神社(町田市本町田802)

菅原神社(町田市本町田802)
菅原神社は、室町期の永享年間(1429-1441)に近郷の大沢氏が、京都北野天神で先祖が得た天神像を奉安したことに始まります。江戸期初頭の寛永7年(1630)に子孫が新たに渡唐の天神像を刻ませ奉安、この地を寄進して本町田の鎮守としました。享保7年(1722)御本殿が再建され、天明5年(1785)社殿が造られました。明治35年(1902)5社を合祀し、その後も氏子の総力をあげて社殿の修復、境内の整備を重ね、平成12年には新神楽殿が竣功しました。町田三天神の一社となっており、例祭日は毎年8月25日です。お神楽や地域の子供達を中心とした絵灯篭の奉納行事等や、たくさんの露店が出て賑わいます。昔は神事相撲があり、祭礼の時に奉納されていました。

菅原神社(すがわらじんじゃ)
〒194-0032
町田市本町田802
神奈川中央交通バス・菅原神社前バス停下車、徒歩約2分
例祭(8月25日)

【祭神】
菅原道真公(すがわらみちざね)

小山御嶽神社(町田市小山町1272)

小山御嶽神社(町田市小山町1272)
小山御嶽神社の創建年代などは不詳ですが、江戸末期の新編武蔵風土記稿に記載があるので、創建はそれ以前と思われます。吉野の金峰山をはじめとする御嶽と称する山々は、山岳信仰の対象となっていて、この神社は御嶽信仰を流布する役割を果たしたと推測されます。
小山御嶽神社は江戸時代、寛文6年(1666)の検地の際、御嶽社領として除地(幕府や藩から年貢を免除された土地)を与えられました。境内地は朱印地(朱印状によって領有が認められ、課役と年貢を免除された寺社領)となっていました。例祭日は毎年8月の末日で、祭礼には湯花の神事を行ないます。大釜にぐらぐらと煮えたぎらせた熱湯を、熊笹の大束でもって参詣者に振りかけ、1年間の無病息災を願うものです。

小山御嶽神社(こやまみたけじんじゃ)
〒194-0212
町田市小山町1272
神奈川中央交通バス御嶽堂バス停下車、徒歩約5分
例祭(8月末日)

【祭神】
日本武尊(やまとたける)

相原諏訪神社(町田市相原町1743)

相原諏訪神社(町田市相原町1743)
相原諏訪神社が創建されたのは1181年(養和元年)3月23日。別当(べっとう、古代日本の官庁の長官)の高岳坊長温が、地元の氏子らとともに信州(長野県)の下諏訪大社をこの地に勧請したのがはじまりです。現在の社殿は1926年(大正15年)に、それまで建っていた旧社殿を解体した後に完成。この時、神楽殿と礼堂も建てられたものの1966年(昭和41年)の伊勢湾台風で倒壊。ちなみに、旧社殿は1802年(寛文7年)に建立されたものでした。毎年8月20日-21日の大祭日には、町田市無形文化財に指定されている丸山の獅子舞が社前で奉納されます。また下相原連合囃子連、中相原連合囃子連によるお囃子も同時に奉納されています。

相原諏訪神社(あいはらすわじんじゃ)
〒194-0211
町田市相原町1743
JR横浜線相原駅下車、徒歩約7分
例祭(8月20日)

【祭神】
建御名方命(たけみなかたのみこと)

箭幹八幡宮(町田市矢部町345)

箭幹八幡宮(町田市矢部町345)
箭幹八幡宮は、推古24年(616)に勅命により勧請され、創建されました。推古天皇の病気平癒のため社殿を修造されたと社殿に記されています。また康平5年(1062)には源義家が戦勝祈願し、小山田郷の総鎮守だったと伝えられています。箭幹八幡宮の現在ある本殿と随身門は享保五年(1720)に建造。天明8年(1788)代官梁田隠岐守により社殿が再建され、小山田庄の総鎮守となりました。古鐘は今次戦争での献納のため残っていませんが、従五位下高木伊勢守源守久が奉献。現在の鐘は昭和28年(1953)氏子一同にて奉納されたものです。毎年9月15日の例祭で奉納される獅子舞は、市無形文化財に指定されています。

箭幹八幡宮(やがらはちまんぐう)
〒194-0214
町田市矢部町345
神奈川中央交通バス矢部八幡前バス停下車、徒歩約2分
例祭(10月第一日曜日)

【祭神】
応神天皇(おうじんてんのう)

山崎八幡神社(町田市山崎町345)

山崎八幡神社(町田市山崎町345)
山崎八幡神社は、山崎村の開拓の祖といわれる牧野家の屋敷内の庭におまつりされていた神社で、古くから牧野家の守護神として代々信仰されてきました。1674年(延宝2年)に牧野藤左衛門氏によって、山崎村の鎮守神として現在地の東京都町田市山崎町(通称八幡平)にご神体が移され、以来山崎に居住する方々の守護神として信仰されています。現在の社殿は、1972年(昭和47年)に建てられたものです。八幡神社は全国に4万社ほどあると言われており、古くから多くの人々に親しまれてきました。八幡神社の総本宮は、大分県宇佐市にある宇佐神宮です。山崎八幡神社は、1875年(明治7年)に村社となりました。また、例祭日は、毎年9月5日に行われています。

山崎八幡神社(やまざきはちまんじんじゃ)
〒195-0074
町田市山崎町345
神奈川中央交通バス山崎高校入口バス停下車、徒歩約5分
例祭(9月5日)

【祭神】
応神天皇(おうじんてんのう)

小山田白山神社(町田市下小山田町898)

小山田白山神社(町田市下小山田町898)
小山田白山神社がいつ頃の時代に創建されたのか詳しいことはわかっていません。しかし、石川県白山市に鎮座する加賀国一宮「白山比咩神社」を勧請(分霊を他の神社に移すこと)したものであることは確かなようです。小山田白山神社が鎮座する地は、現在は東京都町田市の一角ですがかつての地名は下小山田村字大澤と呼ばれていました。そして小山田白山神社は、下小山田村字大澤一帯を守護する鎮守として地域に暮らす人々からの崇敬を集めてきました。小山田白山神社の主な祭礼は、大晦日の日に境内で行われる湯花(ゆばな)の神事。鉄釜などで沸かした熱湯にクマザサの葉を入れ、葉についた熱湯のしずくを参拝者にふりかけ一年のケガレを祓う神事です。

小山田白山神社(おやまだはくさんじんじゃ)
〒194-0202
町田市下小山田町898
神奈川中央交通バス日大三高バス停下車、徒歩約15分
例祭(8月31日)

【祭神】
志良屋満比売命(しろやまひめのみこと、白山比咩大神)

小山田神社(町田市下小山田町3029)

小山田神社(町田市下小山田町3029)
小山田神社の創建などは不詳ですが、小山田別当有重の内室を祀った社とも伝えられています。明治4年の改築の際、鍵取り(頭家)は若林三右衛門有信であることから、若林家に関係が深い社でもあるようです。江戸期には内御前社と称し、下小山田村字桜ヶ谷の鎮守だったといいます。明治6年には村社に指定されました。風土記によると内御前社が小山田神社に社名変更されたとあり(年代は不詳)、末社としての6社も引き継いだものと考えられています。小山田神社の例祭日は8月末日となっています。例祭日には境内において、湯花の神事(沸かした湯に笹をつけ、まわりに振り掛けることで諸難を防ぎ、無病息災を願う神事)が行われています。

小山田神社(おやまだじんじゃ)
〒194-0202
町田市下小山田町3029
神奈川中央交通バス清住平バス停下車、徒歩約15分
例祭(8月31日)

【祭神】
天照皇大神(あまてらすおおみかみ)

能ヶ谷神社(町田市能ヶ谷6-20-1)

能ヶ谷神社(町田市能ヶ谷6-20-1)
能ヶ谷神社は、「東照宮」と称して正保年間(1644-1647)に創建されました。東照宮は朝廷から東照大権現の神号を与えられた徳川家康を祀った神社で、諸大名も領内に建立したので、全国各地に同名の神社があります。安永元年(1854)に再建され、明治10年6月には村社に列せられました。大正3年には近隣の4社を東照宮に合祀し能ケ谷神社となりました。昭和7年には社殿が再建。平成20年には放火にあって消失し、再び新しく建て替えられました。例祭日は毎年9月17日となっています。お正月が過ぎるとどんど焼き(お正月飾りなどを持ち寄って燃やし、お正月に出迎えた歳神様を見送る行事)も行われています。お餅を焼き、無病息災を願います。

能ヶ谷神社(のうがやじんじゃ)
〒195-0053
町田市能ヶ谷6-20-1
神奈川中央交通バス能ヶ谷神社下バス停下車、徒歩約5分
例祭(9月17日)

【祭神】
徳川家康公(とくがわいえやす)

大蔵春日神社(町田市大蔵町2822)

大蔵春日神社(町田市大蔵町2822)
大蔵春日神社は、江戸幕府5代将軍綱吉の時代の宝永4年(1707)に蔵福寺法印頼盛が奈良の春日大社の御分神をいただかれ、創建されました。幕府より社領8石の御朱印状を受け、厚く保護されました。大蔵春日神社は天保11年(1840)に拝殿が造立され、明治24年(1891)に社殿を再建しています。明治42年に各地にお祀りされていた7社を合祀し、現社殿は昭和9年の再建となっています。大蔵春日大社は地域の総鎮守として多くの人々の信仰を集めてきました。ご神体は現存していませんが頭に青竜を頂き、笏(しゃく)を持った座像だったようです。例祭日は毎年9月1日となっており、満月祭や月次祭(つきなみさい)も行われています。

大蔵春日神社(おおくらかすがじんじゃ)
〒195-0062
町田市大蔵町2822
神奈川中央交通バス春日台バス停下車、徒歩約5分
例祭(9月1日)

【祭神】
天児屋根命(あめのこやねのみこと)

三輪熊野神社(町田市三輪1925)

三輪熊野神社(町田市三輪1925)
三輪熊野神社は、877年(元慶元年)に現在の奈良県桜井市三輪にある三輪明神・大神神社の分霊をこの地におまつりしたと伝えられています。1767年(明和4年)に社殿が造営されそれ以来、上三輪の鎮守として信仰を集めてきました。1850年(嘉永七年)に三尊仏の石像を安置したのを機に再建。その後、1929年(昭和4年)に大規模な増改築が行われ、現在の社殿は1973年(昭和48年)に、同社を信仰する氏子の総意によって造営されました。例祭は毎年9月27日。境内にある御神木のアカガシは樹齢三百年で、本殿とともに町田市文化財に指定されています。なお、かつて境内にはアカガシとともに大欅の巨木も立っていましたがすでに伐採されています。

三輪熊野神社(みわくまのじんじゃ)
〒195-0054
町田市三輪1925
小田急線鶴川駅下車、徒歩約15分
例祭(9月21日)

【祭神】
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
伊邪那美命(いざなみのみこと)